略1/87ミニカーの世界(その11) [アーカイブ]
(11) 様々な外車-ヨーロッパ車編-
三樹書房刊の「60年代街角で見たクルマたち」三部作(浅井貞彦著、日本車編、ヨーロッパ車編、アメリカ車編)は車の年式等を考える上で大変参考になる 本であるが、 例えばヨーロッパ車編を見ているとワーゲン、ベンツ、ロールスロイスといった有名メーカーの車だけでなく、それ以外の様々なメーカーのクルマが日本に輸入 されていたことが判る。 それらの車は市電や日本車と共演させてもおかしくないといえる。ここではそうした外車達を紹介する。
(11-1) モーリスマイナー
ネットオークションで香港のWidea社製のモーリスマイナーを入手した。縮尺は、イギリス車としては珍しい1/87である。 しかもこの縮尺では珍しいダイカスト製であり、車種も有名な「ミニ」ではなく文字どおりマイナーな「マイナー」というところが気に入った。 フロントガラスが1枚ものになっているところやヘッドライトの位置から判断すると、1956年以降の最終モデルであろう。(2008.12.6記す)
(11-2) フォードタウナス12M
英国フォードの'52-'55年式タウナス12Mである。かなり昔、HOゲージ用のミニカーとしては天賞堂が輸入していたWIKING社製のものくらい しか売っていなかった頃に手に入れた、そのWIKING社の製品である。(2008.12.28記す)
(11-3) ボルグヴァルドイザベラ
西ドイツ、ボルグヴァルドのイザベラ。これもタウナスと同じ頃に入手したWIKING社製である。(2008.12.28記す)
(11-4) フィアット1400
スペインEKO社製のセアト1400。実物はフィアット1400をスペインでノックダウン生産したものである。 先の本によれば、さすがにセアトは日本には入っていなかったらしいので本家のフィアット1400とした。(2008.12.28記す)
(11-5) シムカアロンドP60
NOREV社の'58-'64年式シムカアロンド。おそらくフランスでしか売れそうにないこんな車種を発売しているNOREV社に敬意を表したい。 あまり似ていないのが玉に傷ではあるが・・・。(2008.12.28記す)
(11-6) フィアット500
今ならもっとよくできたBUSCH社製の製品が入手可能であるが、アニメのルパン三世に出てくるようなフォルムのこのI.M.U.製のチンクェチェント も実は嫌いではない。(2008.12.28記す)
(11-7) カルマンギアカブリオレ
I.M.U.製のミニカー(フィアット500以外)は、このサイズでありながら何らかのギミックが仕込んであるのが売りモノであった。 このカブリオレはボンネットが開く(あけ方忘れた!)。(2008.12.28記す)
(11-8) BMWイセッタ
同じくI.M.U.製のイセッタは前面ドアが開く。(2008.12.28記す)
(11-9) オペルオリンピアレコルトPI
'57~'60年式のオリンピアレコルトのセダンとワゴン。ご覧のように極めてオーソドックスなスタイルをしている。 当時の乗用車の平均値を出すとこうなるかもしれない。 見ようによっては初代のプリンススカイラインにも見えるし、前面のグリルなどは二代目のトヨペットコロナにも良く似ている。 製品はともにブリキナ製で、極めて精巧な造りによってオリンピアレコルトを見事に再現している。(2010.10.20記す)
(11-10) ルノーR8
ルノー社戦後初の大ヒットとなった4cvのコンセプトを踏襲しつつ、車体を近代化した後継小型車の2代目(初代はドーフィン)。 その生い立ちから、日野の2代目コンテッサと良く似た外観をしている。ちなみに初代コンテッサはドーフィンと似ている。 モデルはスペインのEKO社製で、ご覧のように出来はあまりよくないものの、 ボクシーなR8の雰囲気はそれなりに出ているように思われる。(2010.10.30記す)
(11-11) メルセデスベンツ180/190
戦前からのスタイルを継承しない新設計の3ボックスタイプのボディを搭載した戦後最初のメルセデスベンツ。 1953年から1962年まで製造。 その後のベンツのような強面感はなく、むしろ大人(「オトナ」ではなく、中国風に「タイジン」)の風格すら感じられる。本当のお金持ちが乗っていたベン ツ。 丸みのあるそのスタイルから、日本では親しみを込めて「だるまベンツ」の愛称で呼ばれている。 モデルはブリキナ製。(2010.10.30記す)
三樹書房刊の「60年代街角で見たクルマたち」三部作(浅井貞彦著、日本車編、ヨーロッパ車編、アメリカ車編)は車の年式等を考える上で大変参考になる 本であるが、 例えばヨーロッパ車編を見ているとワーゲン、ベンツ、ロールスロイスといった有名メーカーの車だけでなく、それ以外の様々なメーカーのクルマが日本に輸入 されていたことが判る。 それらの車は市電や日本車と共演させてもおかしくないといえる。ここではそうした外車達を紹介する。
(11-1) モーリスマイナー
ネットオークションで香港のWidea社製のモーリスマイナーを入手した。縮尺は、イギリス車としては珍しい1/87である。 しかもこの縮尺では珍しいダイカスト製であり、車種も有名な「ミニ」ではなく文字どおりマイナーな「マイナー」というところが気に入った。 フロントガラスが1枚ものになっているところやヘッドライトの位置から判断すると、1956年以降の最終モデルであろう。(2008.12.6記す)
(11-2) フォードタウナス12M
英国フォードの'52-'55年式タウナス12Mである。かなり昔、HOゲージ用のミニカーとしては天賞堂が輸入していたWIKING社製のものくらい しか売っていなかった頃に手に入れた、そのWIKING社の製品である。(2008.12.28記す)
(11-3) ボルグヴァルドイザベラ
西ドイツ、ボルグヴァルドのイザベラ。これもタウナスと同じ頃に入手したWIKING社製である。(2008.12.28記す)
(11-4) フィアット1400
スペインEKO社製のセアト1400。実物はフィアット1400をスペインでノックダウン生産したものである。 先の本によれば、さすがにセアトは日本には入っていなかったらしいので本家のフィアット1400とした。(2008.12.28記す)
(11-5) シムカアロンドP60
NOREV社の'58-'64年式シムカアロンド。おそらくフランスでしか売れそうにないこんな車種を発売しているNOREV社に敬意を表したい。 あまり似ていないのが玉に傷ではあるが・・・。(2008.12.28記す)
(11-6) フィアット500
今ならもっとよくできたBUSCH社製の製品が入手可能であるが、アニメのルパン三世に出てくるようなフォルムのこのI.M.U.製のチンクェチェント も実は嫌いではない。(2008.12.28記す)
(11-7) カルマンギアカブリオレ
I.M.U.製のミニカー(フィアット500以外)は、このサイズでありながら何らかのギミックが仕込んであるのが売りモノであった。 このカブリオレはボンネットが開く(あけ方忘れた!)。(2008.12.28記す)
(11-8) BMWイセッタ
同じくI.M.U.製のイセッタは前面ドアが開く。(2008.12.28記す)
(11-9) オペルオリンピアレコルトPI
'57~'60年式のオリンピアレコルトのセダンとワゴン。ご覧のように極めてオーソドックスなスタイルをしている。 当時の乗用車の平均値を出すとこうなるかもしれない。 見ようによっては初代のプリンススカイラインにも見えるし、前面のグリルなどは二代目のトヨペットコロナにも良く似ている。 製品はともにブリキナ製で、極めて精巧な造りによってオリンピアレコルトを見事に再現している。(2010.10.20記す)
(11-10) ルノーR8
ルノー社戦後初の大ヒットとなった4cvのコンセプトを踏襲しつつ、車体を近代化した後継小型車の2代目(初代はドーフィン)。 その生い立ちから、日野の2代目コンテッサと良く似た外観をしている。ちなみに初代コンテッサはドーフィンと似ている。 モデルはスペインのEKO社製で、ご覧のように出来はあまりよくないものの、 ボクシーなR8の雰囲気はそれなりに出ているように思われる。(2010.10.30記す)
(11-11) メルセデスベンツ180/190
戦前からのスタイルを継承しない新設計の3ボックスタイプのボディを搭載した戦後最初のメルセデスベンツ。 1953年から1962年まで製造。 その後のベンツのような強面感はなく、むしろ大人(「オトナ」ではなく、中国風に「タイジン」)の風格すら感じられる。本当のお金持ちが乗っていたベン ツ。 丸みのあるそのスタイルから、日本では親しみを込めて「だるまベンツ」の愛称で呼ばれている。 モデルはブリキナ製。(2010.10.30記す)