SSブログ

市電局技報-技報第2報- [アーカイブ]

技報第2報(2601型の動力化について-第2回-)

 トラムウエイから発売がアナウンスされた2601型用の動力化セットを入手し、組み立てて、床板を取り外した車体と組み合わせれば、 動力化の作業は完成である。・・・しかし、それでは、わざわざホームページを立ち上げた意味がない。たくさん買い揃えた動力装置も無駄になってしまう。 でも、動力化セットと同様のものを一から作る元気もない。そこで、改めて、取り外した床板を見てみると、シートやステップ、コントローラ、 運転台の仕切りまで再現されていて、そのまま捨てるのは勿体無い、これを使おう、という気になってきた。 だるまやのパワートラックセットを取り付けるために必要なスペースを調べると、動力台車側は、 床板に、幅15mm、長さ40.5mmの四角の穴をあけ、その両側に、20mm間隔で、2mmφの丸穴をあければよいこと、附随台車側は、 台車中心に5mmφの丸穴をあければよいことがわかった(図1)。ちなみに、図1は、台車中心間の距離が 6120mm(1/80で76.5mm)である、2621号以降の量産車の場合を示している。2620号以前の初期車では、この台車中心間の距離が6160mmであるので、1/80に直して77mm にしなければならない(鉄道史資料保存会刊「大阪市電車輌竣工図集」による)。
作業2(ダミー台車の取り外し)
 動力装置を組み込むためには、まず、床板に固定されているダミーの台車を外さなければならない(写真1)。 しかし、台車は、床板にしっかりと接着されており、車体から床板を外したときのように、簡単に外すことができなかった。そこで、台車の台座の部分を、良くできた台車枠に傷をつけないように注意しながら、模型用の小型ののこぎりで切り取った(写真2)。 そして、床板に残った台座を、ニッパーを食い切りのように使って剥がし取ったあと、床板の表面をヤスリで平らに削って仕上げた(写真3)。 また、床板から切り取った台車枠は、写真4のように、細いランナで左右が繋がれた状態になっており、 いろいろと使えそうに思われたので、捨てずに取っておくことにした(まあ、そのために、最初から、傷をつけないように気をつけて台車枠を切り取った訳ではあるが・・・)。(2005.1.30記す)
(写真1)
2602c.jpg
(写真2)
2602d.jpg
(写真3)
2602e.jpg
(写真4)
2602f.jpg
nice!(10)  コメント(0) 

nice! 10

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。