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国鉄コンテナ [N貨車]

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フラットな車体に緑色のコンテナを積んだコンテナ貨車は、彩りの少ない貨物列車の中のアクセントとして、鉄道模型でも人気のあるアイテムであり、古くから模型化されてきました。
Nゲージでも、KATOとTomixの2大メーカーが、創業当初より製品化しています。冒頭写真の上がTomixのコム1形、下はKATOのコキ5500形です。
ここでは、Nゲージで模型化されたコンテナのうち1970年までに製造された第1種コンテナと、その積載用のコンテナ貨車をご紹介します。
 まずはTomixのコム1から。
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同社のコム1は現在まで、写真のように3種発売されていますが、いずれも既存の2軸車の下回りを流用しており、ホイルベース等が実際と違っていることから「タイプ」とされています。
初代
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初代は、Tomixの前身であるトミーナインスケールの時代から発売されていました。複数(2個)のコンテナが一体にモールドされている点は、KATOの初代コキ5500(こちらは5個)と同様です。また、その取り付け方法も、車体の床の孔にコンテナ側の突起を差し込んで固定する点で、KATOと同様です。
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またコンテナは、両側二方開きの7000形ですが、なぜか筐体にプリントされた形式は、片妻一方開きの6000形になっています。コンテナの色は、少し濃いですが、塗色変更前の淡緑3号を表現していると思われます。
二代目
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二代目のコム1は、車体長とホイルベースが少し長くなり、またコンテナが1個ずつ独立したモールドになって、個別に取り外し可能になった点が違います。
コンテナの取り付け方法は、コンテナ内側の四隅に、車体側の突起を差し込むというもの。突起は、コンテナを取り外したときに目立たないように小さめに作られています。
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コンテナは、片妻一方開きの6000形に変更されましたが、なぜか筐体にプリントされた形式は、6000形の後継のC10形になっています。コンテナの色は、塗色変更後の黄緑6号です。
三代目
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三代目、現役のコム1では、コンテナの取り付け方法が、実物の緊締装置の位置に設けた突起を利用した、スケール物である同社のコキ5500、コキ10000等と同様の構造に変更されました。
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また突起の位置も、実物のコム1同様に3箇所設けられていて、1個積みの場合は、コンテナを車体中央に積載できます。
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コンテナの筐体にプリントされた形式は二代目と同じC10形ですが、筐体自体は二種コンテナのC20形を流用しています。


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