デオ300 [京福]
鉄コレの叡電といえばもう一つ、鉄コレ第8弾のデオ300がありますが、車体はよく出来ているものの、どうも足回りが貧弱な感じがして、いままで買っていませんでした。
ところが今になって、叡電つながりでデナ21と並べたくなったのですが、2008年の発売ですでに10年以上経過しているため入手困難。ネットオークションでも結構、高くついてしまいました。
手に入れた車体を見て気が付いたのが、窓ガラスがちゃんと嵌っていないこと。そこで詳しく見てみると、左右の窓ガラスのパーツが逆に嵌っており、少し寸法の小さい中央扉の戸袋窓のところに、通常の大きさの窓が嵌りきらずに浮いた状態となっていることが判りました。ネット上に投稿された他の方のデオの写真を見てもやはり同様になっていますので、どうやら製品のエラーのようです。
そこで、左右の窓ガラスのパーツを入れ替えて嵌め直してみると、きっちりおさまりました。
ただ、実車はパンタが出町柳寄り、中央扉の戸袋窓が鞍馬寄りなのですが、パーツを嵌め直した状態では、パンタと戸袋窓がどちらも同じ側になってしまい、実車と一致しなくなります。
屋根板の向きを逆にすればこの問題は解消されるのですが、車体のパンタ部分の逃げ穴が、間違った方の端にしかありません。
要するに車体のミスですが、製品の組み立ての時にそれに気が付いて、窓ガラスのパーツを無理に左右入れ替えたため浮きが生じた、といったところがエラーの原因かと想像されます。
この問題は、屋根裏の、パンタ部分のでっぱりを削ったうえで屋根板を車体に逆向きに組み付けて解消しました。
また、足回りを貧弱に見せている原因としては、実車の台車中心間の距離が10500mm、1/150で70mmに対して製品は66mmで4mmも短いことと、台車がそっけなさすぎることが考えられます。
そこで台車は、GMのDT24(東武用、グレー)に交換するとともに、手持ちの鉄コレの床板(おそらく阪神用)を切り次いで、台車中心間の距離が70mmの床板を造ってみました。
ところがこの状態では、台車から車端までの間隔が短かすぎて、TNカプラーを組み込むと台車が首を振れなくなってしまいます。
そこで、台車はDT24のままとしつつ、床板はオリジナルの66mmに戻して、
TNカプラーを組み込みました。
さらに床下機器は、実車とあまりに違いすぎるため、鉄コレのパーツを適当に見繕って、それらしく並べ直してみました。
こちらは、鞍馬方向に向かって左側。制御器その他の機器類がいっぱいに詰め込まれています。
こちらは鞍馬方向に向かって右側。コンプレッサーやMGなど、補助機器類が配置されています。
ちなみに抵抗器は、車体中心線上に配置されて外からは見ることができなかったようです。
ところが今になって、叡電つながりでデナ21と並べたくなったのですが、2008年の発売ですでに10年以上経過しているため入手困難。ネットオークションでも結構、高くついてしまいました。
手に入れた車体を見て気が付いたのが、窓ガラスがちゃんと嵌っていないこと。そこで詳しく見てみると、左右の窓ガラスのパーツが逆に嵌っており、少し寸法の小さい中央扉の戸袋窓のところに、通常の大きさの窓が嵌りきらずに浮いた状態となっていることが判りました。ネット上に投稿された他の方のデオの写真を見てもやはり同様になっていますので、どうやら製品のエラーのようです。
そこで、左右の窓ガラスのパーツを入れ替えて嵌め直してみると、きっちりおさまりました。
ただ、実車はパンタが出町柳寄り、中央扉の戸袋窓が鞍馬寄りなのですが、パーツを嵌め直した状態では、パンタと戸袋窓がどちらも同じ側になってしまい、実車と一致しなくなります。
屋根板の向きを逆にすればこの問題は解消されるのですが、車体のパンタ部分の逃げ穴が、間違った方の端にしかありません。
要するに車体のミスですが、製品の組み立ての時にそれに気が付いて、窓ガラスのパーツを無理に左右入れ替えたため浮きが生じた、といったところがエラーの原因かと想像されます。
この問題は、屋根裏の、パンタ部分のでっぱりを削ったうえで屋根板を車体に逆向きに組み付けて解消しました。
また、足回りを貧弱に見せている原因としては、実車の台車中心間の距離が10500mm、1/150で70mmに対して製品は66mmで4mmも短いことと、台車がそっけなさすぎることが考えられます。
そこで台車は、GMのDT24(東武用、グレー)に交換するとともに、手持ちの鉄コレの床板(おそらく阪神用)を切り次いで、台車中心間の距離が70mmの床板を造ってみました。
ところがこの状態では、台車から車端までの間隔が短かすぎて、TNカプラーを組み込むと台車が首を振れなくなってしまいます。
そこで、台車はDT24のままとしつつ、床板はオリジナルの66mmに戻して、
TNカプラーを組み込みました。
さらに床下機器は、実車とあまりに違いすぎるため、鉄コレのパーツを適当に見繕って、それらしく並べ直してみました。
こちらは、鞍馬方向に向かって左側。制御器その他の機器類がいっぱいに詰め込まれています。
こちらは鞍馬方向に向かって右側。コンプレッサーやMGなど、補助機器類が配置されています。
ちなみに抵抗器は、車体中心線上に配置されて外からは見ることができなかったようです。
【8】 トミーテック 1/150 鉄道コレクション 第8弾 叡山電鉄 デオ301 単品
- 出版社/メーカー: トミーテック
- メディア:
2019-11-23 22:07
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コメント(6)
模型も現物と異なると合せ作業は苦戦ですね。
by 旅爺さん (2019-11-24 10:54)
旅爺さんさまご訪問ありがとうございます。
実車を検証するために本を買って、ネットで検索して、部品を集めて、・・・。いろいろ大変ですが、実はそれが楽しいのであります^=^;
by hideta-o (2019-11-24 11:38)
こんにちは。
コメントありがとうございます。
そうです・・・T-34Aメンター練習機です。
by YUTAじい (2019-11-24 12:15)
YUTAじいさま
ご訪問ありがとうございます。やっぱりメンターでしたね。結構残り少ないのでは。
by hideta-o (2019-11-24 17:22)
鉄コレは「だしてくれただけでもありがたい」といった車両もあるのでいろいろ手を加えてディテUPするのも楽しみですけどこれはちょっとメーカーさん手抜き過ぎというかいい加減すぎるような気も・・
by 青い森のヨッチン (2019-11-25 12:31)
青い森のヨッチンさま
ご訪問ありがとうございます。デオ300ですが、今から11年も前の、鉄コレ初期の製品なんで、細かいところは目をつぶって、「だしてくれただけでもありがたい」を享受したいと思っています^_^;
by hideta-o (2019-11-25 12:44)