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モハ72(その2) [電車区]

(モハ72513)
 片町線セットのクモハ73に動力ユニットを譲ってダルマ化したモハ72の車体を利用して、もう1両のモハ72500台を作ることに。
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 下回りは鉄コレ動力ユニットを組み込むことにし、車体への取り付けには、ボナファイデの鉄コレ動力用取付ツメP-013を利用した。
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 動力ユニット側に取り付けるソフトメタル部品(写真のT字形の部品)と、車体内側に貼り付けるエッチング板からなる簡単なパーツであるが、なかなかよく考えられていると思う(エッチング板は、もう少しだけ厚みが大きい方が取り付けの確実性が増すかもしれない)。
 台車枠は、鉄コレ動力ユニットに付属のDT17を使用。床下機器は、山ゲタと同じ「中央東線」セットのモハ71のものをそっくり流用した。
 カプラは、先に報告したように鉄コレ動力ユニットに車体マウントのTNカプラを組み込めないため、付属のカプラポケットにsカプラ対応のTNカプラヘッドを組み込んで台車マウントにした。中間車モハ72は編成の先頭に立つことはないため、カプラ胴受等のディテールがなくても差し支えないと判断した。
 屋根板は、モハ72689と同じくGMの101系用に交換することにし、車体と屋根板をそれぞれ現物合わせで少しずつ削りながら嵌め合わせた。また、モハ63改造の原型車に比べて屋根が低くなる分、車体妻板の上部を屋根のカーブに合わせて削り取った。
 モハ72500台は1次車から4次車まで4種に分類され、そのうち1次車72500-72512であれば、このあとパンタ側連結面の窓を両方とも埋めて片側にはしごをつけるだけで車体は完成する。これが一番楽である。しかし色々調べたところ、1次車で大ヨトまたは天オトに所属した車はなさそうである(大タツには72505が居たらしいが)。
 2次車以降にするには、側面戸袋窓と扉窓、非パンタ側連結面の戸袋窓をHゴム支持に改造しなければならない。また連結面の配管も一部移動させる必要がある。
 いずれにするか悩んでいた最中、重大なことに気が付いた。戦時設計の原型車体には扉上のヘッダがないが、戦後製のモハ72500台は扉上にもヘッダが設けられているのである。
 今からヘッダを追加して車体の再塗装をするのは面倒である。できれば塗装は殆どせずに車体を完成させたい。そのための朱色車ではある。
 しかし1次車は車体が殆どそのままであるため、ヘッダのないのが目立つ。これに対し、2次車以降にして戸袋窓等をHゴム支持にすれば、そちらに目が行ってヘッダがないのが目立たなくなるのではないかと考えた。そして1次車以外で、並行して作成中の4次車72689と最も形の違う(といっても台車の違い、樋の太さ、および簡易運転台の有無等に過ぎないが)、2次車72513-72613モドキにすることにした。
 Hゴム化をするため、所定箇所の窓桟を切り取った。Hゴム支持窓は、こんなこともあろうかと余分に買っておいた山陽702から窓ガラスパーツを取り外し、そこからHゴム支持窓のみ切り出して使うことにした。
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