モハ72

　失敗続きの中、新たなプロジェクトもスタートさせている。
(モハ72689)

　鉄コレ「中央東線」セットのモハ72850台低屋根車(山ゲタ)を、普通屋根のモハ72500台に改造することに。
　まず、分解した車体をIPAに浸漬して１日放置したのち、古歯ブラシでこすって塗装を剥離した。
　モハ72500台の4次車72686-72718を再現するため、CS10型制御器を装備しDT20台車を履いた山ゲタの下回りはそのまま利用することにし、カプラのみ車体マウントのTNカプラに交換した。動力ユニットのないダミー車には、このようにTNカプラを組み込むことができる。
　鉄コレのNゲージ化セットの金属車輪とウエイトを組み込んでNゲージ化した。
　普通屋根化するための屋根板はGMの101系用を使用することにし、長さを詰めて車体に載せてみたところピタリ収まった。幅方向は、殆ど加工する必要がなかった。高さも丁度よさそうである。

　屋根板との段差分(上の写真の隙間分)だけ妻板を上方に延長すれば、普通屋根化できる。
　車体は、IPA浸漬だけでは塗装を隅々まできれいに剥がすことができなかったため、さらに仕上げが必要であるが、とりあえずここまでできた段階で、冒頭写真のように組み立ててみた。
　こうして組み立ててみると、ABS樹脂の地肌のクリーム色の車体が、何故か晩年の東武7800系を思い起こさせる(実は東上線時代の7800系に乗ったことがある)。