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阪急(その3) [阪急]

 限定発売から3年もたってとやかく言うのもどうかと思うが、鉄道コレクションの阪急1010系には謎がある。車体色、編成の2つである。
 まずは車体色から。
 入手した1010系を阪急沿線出身のカミさんに見せたところ「色が変」という指摘を受けた。
 阪急電鉄オフィシャルの製品なので、根拠があってこの色になっていると思うのだが、現在の阪急マルーンと比べると確かに赤すぎる気がする。
 阪急マルーンにも時代による変化があるのではないかと考え、色々文献をあたってみた。
 例えば「阪急電車 青春物語」[橋本雅夫著、(株)草思社刊]には「明るいマルーン色の高性能車」という小見出しの1章があり、もしやこの中に色の違いについて記載されているのでは、と期待して読んでみたのだが、そのような記載はなかった。

 また「HANKYU MAROON WORLD2010 阪急電車のすべて」 (HANKYU MOOK)や、「私鉄の車輌5-阪急電鉄」[(株)ネコ・パブリッシング刊]など他の文献にもあたってみたが「伝統の阪急マルーン」については記載されているものの、その変遷については記載されていなかった。もしかすると色のことはタブーなのかもしれない。


 しかし、それでも昔の阪急マルーンは今より赤かったように思われる。下の写真をご覧いただきたい。以前紹介した、正雀車庫で保存されている900号の写真である。連結されているP6や背後に映っている現役の車輌と比べて車体色が赤いように見えないだろうか。920号のカットボディーの色も同様である。
hankyu14.jpg
hankyu18.jpg
hankyu05.jpg
 また「HANKYU MAROON WORLD2010 阪急電車のすべて」の中に、これまでに発売された4種類の、阪急オフィシャルの鉄道コレクションの車輌が紹介されているが、そのうち920系、810系、1010系の3種は同じ赤みがかった色で、最後に発売された1300系冷房改造車のみ暗い色に変更されている。
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