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阪神、阪急三宮 [大ターミナル主義]

 阪神、阪急の三宮駅を取材するために神戸へ行ってきた。まず阪和線、環状線を乗り継いで西九条へ。西九条で阪神なんば線各停の近鉄電車に乗り尼崎。尼崎で阪神本線の山陽姫路行きの山陽電車に乗り換えて三宮駅に到着した(阪神電車に乗ってないっ!)。
 阪神電気鉄道 三宮駅
 阪神は、梅田と前後して三宮にも地下ターミナルを建設した。路線の両端部がともに地下線というのは、近鉄が1969年に難波線を延長したのち翌年に奈良駅を地下化するまで、日本全国でも長らくこの阪神本線だけであった。
 ただし開業後すぐに1駅先の元町まで路線が延長されたため、三宮がターミナルであった期間は短かった。本来は4面3線の頭端式であったが、そのうち北側の2線が元町まで延長された。
 残った南側の1線(写真右)は長らく冷遇されてきたが、阪神なんば線の開業に伴って近鉄直通の快速急行の折り返しに使用されることになり、久々に脚光を浴びることとなった。
hanshinsan1.jpg
 しかしホーム長が限られていること、急カーブの分岐および渡り線を通過しなければならないことが災いして駅全体が改造されることになり、現在その工事中である。
 改造後の完成予想図
http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR200709252N2.pdf
を見ると2面3線で真ん中の1線を行き止まり式の快速急行折り返し用ホームとし、両側の2線を元町方面への直通線とするらしいが、この真ん中の1線を完全に行き止まり式としている点に、ここから西への近鉄の直通を阻止しようとする阪神の意思が見え隠れしているように思えてならない。
 そごう百貨店が営業している駅ビルは、改装および増築されているものの基本的には開業当時のままである。
hanshinsan2.jpg
 次に阪急三宮に向かった。
 阪急電鉄 三宮駅
 神戸三宮のシンボルの一つであった阪急神戸ビルが阪神大震災によって被災し、取り壊されてから久しいが、今も震災後に建てられた仮設の建物で営業が続けられている。阪急は三宮駅の地下化を望んでおり、ここに新しい駅ビルを建設する予定はないらしい。
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 駅自体は2面3線とやや小ぶりであるが、神戸高速鉄道と直通する前は阪急神戸線の西のターミナルとして機能していた。そしてここには、駅を覆うドーム状の大鉄傘が、震災を生き抜いて今も健在である。
hankyusan2.jpg
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 帰りは阪急電車に乗り、十三で途中下車して「阪急そば」できつねそばを食べたのち梅田へ。梅田で阪急梅田駅の記事
http://ho-blog.blog.so-net.ne.jp/2010-07-19
に追加する写真を撮影したのち、環状線経由で帰路についた。
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