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マニ60(その3) [荷レ]

 再びGMの板キットを板塗り組み立てして、マニ60をもう1両製作した(写真手前)。今回はベンチレータを増やしてみた。といっても、別に特定番号車を作るつもりはない。そんなことをすると、恐ろしい旧型客車考証の深い闇(註1)に引きずり込まれてしまうおそれがある。したがって車番も適当である。
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 註1:国鉄のいわゆる旧型客車は、極言すれば1両ごとに形態が異なり、また同じ車両でも改造を経て時代ごとに形態が異なるということが多々ある。何しろマニ36の形態分類だけで1冊の本が出来上がるくらいである。そのため、旧型客車の考証に、特に初心者は手を出さない方がよいと言い伝えられている???。

 ところでこの2両目を組み立てているときに、先に造った1両目のマニ60の、レタリングの位置を間違えていることに気がついた。上の写真をご覧いただきたい。写真奥のマニ60は左から2つめのトイレの窓の下に「荷物」のレタリングが入っているが、手前のように、左から3つ目の窓の下に入れるのが正式である。しかしこれにも例外があって、写真奥のようにトイレの窓下に「荷物」と表記した実車の写真を見たことがある(この例からも、客車考証の闇の深さが伺い知れよう)。
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マニ60(その2) [荷レ]

 ネットオークションでKATOのマニ60を手に入れた。先のGMのマニ60が、昭和28年(1953)から昭和30年(1955)にかけて車体を新製(名目上は木造車の鋼体化改造)した原型車を模型化しているのに対し、このKATOのマニ60は、同じ頃に車体を新製したオハニ61などの合造車を、昭和35年(1960)から昭和47年(1972)にかけてさらにマニ60に再改造した改造車をモデルにしている。両者の違いは、前者が狭窓を並べた昔ながらのマニの窓配置を踏襲しているのに対し、後者は、元になった改造種車の広窓を残している点にある。ちなみに今年発売のTomixマニ60も改造車をモデル化したもの。
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マニ60 [荷レ]

 EF58に牽かせる荷レの第1弾として、GMの板キットのうちマニ60を組み立てた。金曜日、仕事の帰りに模型店に立ち寄って板キットを購入。その夜は晩酌を我慢して窓等のバリ取り等をした上、中性洗剤で洗浄。一晩乾かして翌土曜日に組み立てという手順。
 しかも今回は、できるだけお気楽に(いつもだが...)ということで、車体をランナーから切り取る前の板キットの状態で塗装し、塗装後に切り取って組み立てる前の状態でレタリング、および窓ガラスの貼付けをした後に車体を組み立てるという手抜き技法(「板塗り組み立て」という)を採用した。
 ことは順調に進むはずであったが、塗装時に多量の埃を巻き込んでえらいことに。車体に付着した埃を1つずつ取った後、ペーパーをかけずにさらに塗装をしたところ車体がでこぼこに。それが却って実感的、というのは負け惜しみ。
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