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特急整備(その5) [近鉄]

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18200系の前面は、TNカプラー密連型の電連付を、連結面は、いつものとおりKATOカプラ密連型を使用。
連結可能となったところで、さっそくKATOのビスタカー、GMのスナックカーと連結してみました。
miniace04.JPG
編成は、大阪方(写真奥)から
<モ12200-ク12300><モ10100-サ10200-モ10300><ク18300-モ18200>
の7連。
大阪方の5両は難波-賢島間の阪伊特急、18200系の2両は大和八木で併結される京都-賢島間の京伊特急です。もっとも、KATOのビスタカーとGMのスナックカーは、どちらも動力ユニット付で、しかも全く協調性がないため、この編成を走らせるのは困難ですが…。
なお、個々の車輛番号こそ違いますが、じつはこの3種の特急車のこの編成、記録に残っています。
1971年10月25日、大阪線を走行していた12000系+12200系4連の名阪特急名古屋行が、青山トンネル東口の手前でATSが作動したために緊急停止。
当日、この列車以前にも、現場を通過した数本の列車が同様に緊急停止する事象が起こっていたため、現場ではATSの誤作動と判断。
運転士は、ATS解除操作を行いますがブレーキを解除することができず、そこで基本の手順に従って、手歯止めをかませた状態で各車輌の供給コックをカットし、ブレーキシリンダーのエアを全部抜くという非常措置をします。
ところが、現場に駆け付けた助役が手歯止めを外した上、運転士が、供給コックのカット解除をせずにブレーキを解除したため、列車は名古屋方面へ向けて下り33‰の急勾配を走り出し、ブレーキが効かない状態で暴走。
垣内東信号場の安全側線を突破して脱線転覆し、先頭の2両が、当時単線だった総谷トンネル内に突っ込み、対向してきた12200系+10100系+18200系7連の難波、京都行特急と正面衝突して、多数の死傷者を出します。いわゆる青山トンネル事故です。
事故の発端となったATSの誤作動の原因は、電源装置のヒューズの接触不良だったことが判明しています。
http://tokinotetsuro.no.coocan.jp/history/009/history_009.htm

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コメント 3

まぢにゃん

思い出してもかなしい事故でした。
ワシは事故の翌週、入院中の名古屋の叔母の見舞いに行くために名阪甲特急で仮開通した青山峠を通りました。
途中、名張検車区の名古屋方に留置されたブルーシートで覆われた車体や、トンネル内のこすり傷、線路の脇に片付けられた壊れた信号柱なんかを目の当たりにして、事故の重大さを感じました。

この事故の後、複線化工事の予定を前倒しして急ピッチで進めて完成させましたよね。
by まぢにゃん (2021-02-06 18:27) 

hideta-o

まぢにゃんさま
そうでしたか。事故直後に通られてたとは・・・。ところでネットを見てますと、この事故現場付近を、最恐心霊スポットとか言って面白がってるのをよく見かけます。嘆かわしいですね。
by hideta-o (2021-02-07 15:22) 

hideta-o

nice!をいただいた皆様、ありがとうございます。
by hideta-o (2021-02-07 15:23) 

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