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近鉄電車の形式について(その3) [近鉄]

初期の高性能車は、技術的に出力を大きくとることができなかったため、大阪線の場合は、ひとまず大阪方区間車としての増備が続きます。
まず1957(昭和32)年には、モ1450型で試験したWNドライブ、1C8M制御(いわゆるMM′ユニット方式)を実用化した量産車
モ1460型6両
が製造されます。この電車は、1個の電動機の出力が75kw、2両編成で総出力600kwの両開き3扉車でした。
続いて1959(昭和34)には、性能はモ1460型と同じながら、モ1460型と同年に南大阪線に投入された6800系と同じ両開き4扉を採用した
モ1470型10両
が製造され、大阪線通勤車の基本構成が確立されます。
しかし近鉄は、自社が開発したMM′ユニット方式のオールM編成に飽き足らす、電動機の高出力化によるMT編成化を目指します。
このあたりの経緯は、近鉄には限らず早期に高性能車を導入した各社でほぼ同時に進行しますが、近鉄ではまず1958(昭和33)年に、125KWの電動機を採用した10000系特急車(4M3T)が試用され、次いで大阪方普通車にも同様の電動機を採用して基本2M1T編成+増結1T(国分以西の平坦線限定)、総出力1000kwとした
モ1480型18両(偶数車Mc:9両、奇数車M:9両)
ク1580型9両
ク1590型5両
が1961(昭和36)年~1966(昭和41)に投入されます。(この項つづく)

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コメント 2

hideta-o

xml‗xslさま
鉄腕原子さま
@ミックさま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2019-03-31 09:24) 

hideta-o

hanamuraさま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2019-05-01 15:25) 

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