凸電 [機関区]
まぢにゃん氏から旅行のお土産を頂きました。カレンダーのこともあるので、是非ともお返しをしなければなりません。で、思い出したのが、たしか氏がNゲージの鉱山鉄道を経営していたこと。
そこで、鉱山鉄道用の電気機関車を贈ることに。元ネタはKATOのチビ凸。
本当は鉱山鉄道らしくもっと濃い色のチビ凸が欲しかったのですが、黄色しか手に入らかなったので仕方ありません。塗装は氏にお任せすることにして、改造にかかります。
このチビ凸から、たとえば福井鉄道デキ1、2や豊橋鉄道デキ351などの、東芝製の25~35t機らしきものを造ります。
下回りは、Bトレインショーティーの動力ユニット5 (ディーゼル機関車用)
を選びましたが、車体を被せようとしてもあちこち支障して浮いてしまいます。
そこで支障していそうな箇所をカットしたり削ったりして、
所定の状態まで嵌め込みました。
台車は、鉄コレの動力ユニットに附属の日車D台車。
仮組みしたところ。
キャブは前後の突出部分をカット。ご覧のように動力ユニットが一部露出してしまいますが、この処理もまぢにゃん氏にお任せ。
つぎに、動力ユニットと車体の間に挟む床板?デッキ?を製作。
使用したのはいつもの下敷き。硬質塩ビ製で厚みおよそ0.75mm。何色かありますが、普通のプラ板より強度があるため、とくに黒は、床板や台車周り、カプラー周りなどの部品の素材として重宝しています。
床板の前後には端梁を取り付け。
両端が側面へ回り込んだこの形の端梁は、芝浦製作所以来、東芝製電機の特徴の一つといえます。1926年の鞍山製鉄所73t
https://www.toshiba.co.jp/sis/railwaysystem/jp/about/history.htm
から1958年の富山地鉄デキ12021
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E9%89%84%E9%81%93%E3%83%87%E3%82%AD12020%E5%BD%A2%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A
まで、東芝製のスウィベル式の電気機関車は、3つの例外を除いて端梁がこの形になっています。原型は、東芝が技術提携していたGE製の国鉄ED11
だろうと私は考えています。
3つの例外のうちの2つは、伊那電気鉄道デキ1型 (国鉄ED31)と揖斐川電気11型 (近鉄デ1型6, 7)ですが、どちらも国鉄ED11が輸入されたのと同じ1923年製ですので、輸入されたED11を見る前に設計、製造されたものと思われます。また、もう1つの例外は南海ED5201型ですが、この機関車は南海の特注品であり、端梁はいわゆる南海型の電機の伝統を踏襲しています。
閑話休題。この端梁、実はCADで作図したものをインクジェットはがき用紙に出力した紙製、ゼブラ模様も印刷です。
下回りと車体の間に床板を挟んで完成しました。パンタグラフはGMのPS13を取り付けています。
ご覧のように、端梁より内側にカプラーポケットを収めるために、床板は前方に突出気味になっています。あと2mmほどは引っ込めたいところです。機械室を延長するか、カプラーポケットを工夫して床板を短縮すると、よりプロポーションが良くなると思いますが、これでひとまず完成とし、本日、定形外普通郵便で発送しました。
喜んでいただけるとよいのですが・・・。
そこで、鉱山鉄道用の電気機関車を贈ることに。元ネタはKATOのチビ凸。
本当は鉱山鉄道らしくもっと濃い色のチビ凸が欲しかったのですが、黄色しか手に入らかなったので仕方ありません。塗装は氏にお任せすることにして、改造にかかります。
このチビ凸から、たとえば福井鉄道デキ1、2や豊橋鉄道デキ351などの、東芝製の25~35t機らしきものを造ります。
下回りは、Bトレインショーティーの動力ユニット5 (ディーゼル機関車用)
を選びましたが、車体を被せようとしてもあちこち支障して浮いてしまいます。
そこで支障していそうな箇所をカットしたり削ったりして、
所定の状態まで嵌め込みました。
台車は、鉄コレの動力ユニットに附属の日車D台車。
仮組みしたところ。
キャブは前後の突出部分をカット。ご覧のように動力ユニットが一部露出してしまいますが、この処理もまぢにゃん氏にお任せ。
つぎに、動力ユニットと車体の間に挟む床板?デッキ?を製作。
使用したのはいつもの下敷き。硬質塩ビ製で厚みおよそ0.75mm。何色かありますが、普通のプラ板より強度があるため、とくに黒は、床板や台車周り、カプラー周りなどの部品の素材として重宝しています。
床板の前後には端梁を取り付け。
両端が側面へ回り込んだこの形の端梁は、芝浦製作所以来、東芝製電機の特徴の一つといえます。1926年の鞍山製鉄所73t
https://www.toshiba.co.jp/sis/railwaysystem/jp/about/history.htm
から1958年の富山地鉄デキ12021
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%B1%B1%E5%9C%B0%E6%96%B9%E9%89%84%E9%81%93%E3%83%87%E3%82%AD12020%E5%BD%A2%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%BB%8A
まで、東芝製のスウィベル式の電気機関車は、3つの例外を除いて端梁がこの形になっています。原型は、東芝が技術提携していたGE製の国鉄ED11
だろうと私は考えています。
3つの例外のうちの2つは、伊那電気鉄道デキ1型 (国鉄ED31)と揖斐川電気11型 (近鉄デ1型6, 7)ですが、どちらも国鉄ED11が輸入されたのと同じ1923年製ですので、輸入されたED11を見る前に設計、製造されたものと思われます。また、もう1つの例外は南海ED5201型ですが、この機関車は南海の特注品であり、端梁はいわゆる南海型の電機の伝統を踏襲しています。
閑話休題。この端梁、実はCADで作図したものをインクジェットはがき用紙に出力した紙製、ゼブラ模様も印刷です。
下回りと車体の間に床板を挟んで完成しました。パンタグラフはGMのPS13を取り付けています。
ご覧のように、端梁より内側にカプラーポケットを収めるために、床板は前方に突出気味になっています。あと2mmほどは引っ込めたいところです。機械室を延長するか、カプラーポケットを工夫して床板を短縮すると、よりプロポーションが良くなると思いますが、これでひとまず完成とし、本日、定形外普通郵便で発送しました。
喜んでいただけるとよいのですが・・・。
2017-06-30 20:23
nice!(12)
コメント(8)
下敷きは硬質塩ビなので、色々使えるのですね。これは良いことを聞きました。参考にしてみます(^^)
by ワンモア (2017-06-30 22:06)
ワンモアさま
普通のプラ板より加工はしにくいですが、プラ板では強度が・・・、というところに良いと思います。お試しを。
by hideta-o (2017-07-01 21:58)
マルコメさま
横濱男さま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2017-07-01 22:00)
SORIさま
Scnitzerさま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2017-07-02 20:26)
わざわざ加工したのを送っていただいたんですね。
恐縮です。
しかし、要するに半完成というヤツですか。。。(^。^)
こりゃ、ウデとセンスが問われるところですが、そのあたりは一番不得意分野ですからどうしたもんか。
まぁ、とりあえず楽しみに待ってます。(^ ^)
お気遣いありがとうございます。
完成したら画像送りますワ。(^ ^)/
by まぢにゃん (2017-07-02 20:27)
Cedarさま
tommy88さま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2017-07-06 21:47)
hanamuraさま
MINERVAさま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2017-07-08 09:52)
iruchanさま
ネオ・アッキーさま
芝浦鉄親父さま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2017-07-16 22:58)