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KIRIN FIRE 歴史を変えたヒコーキたち [144航空隊]

 キリンの缶コーヒー「ファイア」のおまけとしてついてきた、主に両次大戦の戦間期に活躍した飛行機のモデルです。縮尺1/144ということを聞きつけ、入手してみました。ラインナップは下記の6種。

R3C-2レーサー(1925)
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 水上機や飛行艇のスピードレース「シュナイダー・トロフィー・レース」で1925年に優勝したカーチスの水上機。水上機なのになぜかアメリカ陸軍の所属です。操縦はドーリットル空襲で有名なジミー・ドーリットル。スタジオジブリの映画「紅の豚」に出てきたカーチスR3C-0水上戦闘機のモデルにもなっています。後述のようにものすごく小さいです。

スピリット・オブ・セントルイス(1927)
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 チャールズ・リンドバーグが史上初の大西洋横断単独飛行に成功した機体。機種名はライアンエアラインズ社製のライアンNYP-1といいます。

ジービー・レーサー(1932)
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 グランヴィルブラザーズという小さな会社が製造したレース専用機。Z、R-1、R-2などがあり、R-1は「トンプソン・トロフィーレース」、R-2は「ベンディクストロフィーレース」に参加しています。このことから、アメリカではすでに戦間期に、航空機のレースが興行として成り立っていたことが判ります。独特の機体はなかなかインパクトがあります。モデルは"11"という機番からR-1であることがわかります。この機体も、後述のように猛烈に小さいです。

イヤハート・ベガ(1932)
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 女性飛行家アメリア・イヤハートが女性として初の大西洋単独横断飛行に成功したロッキード社の輸送機ベガです。

H-1レーサー(1935)
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 大富豪ハワード・ヒューズが航空機の速度記録に挑戦するために作製した飛行機。実物はもっと表面が滑らかなのですが、このモデルは継ぎ目を強調しすぎて芋虫みたいになっています。

DH88コメット(1934)
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 「マック・ロバートソン・カップ」という、イギリス→オーストラリア間レースのためにデハビランド社で製造されたレース専用機です。本当は真っ赤に塗られていたらしいのですが、このモデルはキリン ファイアの特別塗装がされています。

大きさについて
 下の写真をご覧ください。カーチスR2C-2、ジービー・レーサーと、グラマンF6Fヘルキャット、同じ1/144です。カーチスもジービーもグラマンの操縦席ぐらいしかありません。
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 エンジンの出力を比較しますとカーチス:565 hp、ジービー:800 hpに対してグラマン:2,000 hp、最高速度はカーチス:394 km/h、ジービー:473.8 km/hに対してグラマン:621 km/h。やはり戦争が技術を進化させるのでしょうか。
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onemore

飛行機はあっという間に技術が進みましたが、
二度の大戦の影響なのでしょうね。
デハビランド D.H.88 コメットが個人的に好きです。
この時代の航空機は夢があっていいですよね(・∀・)
by onemore (2014-04-11 14:09) 

hideta-o

onemoreさま
おっしゃるとおり夢があっていいですね。まさに映画「紅の豚」の世界でしょうか。飛行機乗りもその周りの人たちもみんな夢を持っていたように思います。
by hideta-o (2014-04-11 21:25) 

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