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ストライカー? [阪国]

 よく間違われますが、ストライカーは排障器とは似て非なるものです。
striker.jpg
(出典:Electric Railway Dictionary First Edition)
 排障器は、その名の通り線路上の障害物を排除するためのものですが、ストライカーにはその機能はありません。
 上の図のように車体の下に畳み込まれた救助網と連結されており、障害物に当たると後ろに引っ込んでしまいます。そしてこの動きに連動して、畳まれていた救助網が下に飛び出して障害物を拾い上げます。つまりストライカーは救助網のセンサーとして働くものであり、そのためstriker(当たるもの)と名付けられています。
 ところで国道線のストライカーですが、廃止直前の写真では肝心の連動機構が見当たりませんので、ひょっとすると排障器代わりに使われていたのかもしれません。

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Cedar

ストライカーが動作したのは神戸市電で体験しています。関東には既に無く、始めて運転士が足元のペダルを踏んで落ちた救助網を復元させる様を見てびっくりしました。一緒にいた父が『ストライカーが作動したんだ』と教えてくれました。
by Cedar (2014-04-06 00:58) 

hideta-o

ストライカーが作動したのをみられたことがおありですか!すごい!
それと運転台から復元できたのですね。はじめて知りました。ありがとうございました。

by hideta-o (2014-04-16 20:33) 

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