特急増備

　GMの12200系を増備。

　スナックコーナーの営業停止後、1977年に近鉄は、スナックカーの窓配置はそのままで設備のみ撤去して座席化する試作改造をした。これにより座席定員は8人分増加したが、当時まだ営業中だった車内販売用の準備室を設けるスペースが無くなることが問題となり、結局この改造は12218、12219、12220の3編成で終わった。
　今回入手したのは、この「スナックコーナー撤去後」を再現したMなしの2両セット。外観上の特徴は、写真下のようにオリジナルではカウンター客用として高い位置にあったスナックコーナー山側の窓が、写真上のように座席用の低い位置に移設されたこと。

　この8人分の座席は、仕切こそないものの客室出入口を挟んで通常客室とは離れているため、例えばデトニの特別室などのようにグループ客用などとして利用できそうにも思えるが、実際にそのように利用されたかどうかは不明。