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霞町線100周年 [他社視察]

 大阪市電霞町線開業100周年の記念行事として5月19日までの土日(5月4日、5日を除く)に開催されている市電2200型2201号の展示を見に行ってきた。
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 場所は地下鉄動物園前駅のすぐ近く、かつての市電天王寺車庫(霞町車庫)の跡地に建つ「スパワールド」北側の広場で、南海に乗って天下茶屋まで行き、地下鉄に乗り換えるため堺筋線ホームに降りると1番線に阪急の直通特急嵐山行きが入ってきた。
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 写真は撮ったが日本橋まで停まらないようなので、やり過ごして次の電車で動物園前着。
 駅を出てスパワールドに向かうとお目当ての2201号が展示されていた。以前、森ノ宮工場で公開されたとき以来の再会である。
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 今回は車内にも入ることができ、2201型が、全金属製の3001型と違って半鋼製で、車内やドアは木造であることが確認できた。
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 下の写真は運転台仕切りの後ろの路線図。2201号の廃車当時のもの。既に3路線しか市電が残されていないのが、今みても寂しい。
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 運転台に折りたたみ式の小さな椅子が付いているのが当時画期的だったようだ。椅子の前のワンマン用の操作盤はのちに追加されたもの。
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 コントローラは、新製時には間接制御式の小型のものが装備されていたが、時代が早すぎたようで、写真に見る大型の直接制御式に交換された。
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 台車は、吊り掛け式ながら弾性車輪(これも後に通常車輪に交換されたが...)を組み込んだ当時最新の単一鋳鋼製FS-57型。何となくTR47に似ているので、以前TT-9ゲージのTR47を買って16番でFS-57を再現できないか検討したことがあるのを思い出した。
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 最後の写真は通天閣、そして新世界と2201号。
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 このような展示をされるのは嬉しいが、改めて日光の下で見ると塗装の傷みが目立つ。市電保存館の3050号や1644号のように補修してやることはできないだろうか。
 また、最近のニュースでは近い将来に森ノ宮工場を閉鎖することが予定されているらしく、そうなったときに2201号や801型801号などの保存車がどうなるのか心配である。
 ところで2201号は他の2201型とともに今里車庫に配属され、最後は港車庫で廃車になっており、天王寺車庫とはあまり関係がなかったような気がするのだが…。
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