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クハ79923 [電車区]

 GMのクハ79920台の一体ボディを入手した。
79923a.jpg
 この製品については、下記の3点が自分の中で引っかかっており、今まで手を出すことを躊躇していた。
(1) 車体と一体にモールドされたHゴムをグレーに塗り別けるのが面倒。
(2) 同じく車体と一体にモールドされたアルミサッシを銀色に塗り別けるのが面
倒。
(3) GM製旧国の他の例に漏れず車体幅がオーバースケールで広い上、一体ボディ
のため幅を狭くするのが難しい。
 しかし(1)については、クハ79242で採用した削り出しがうまく行くことが判ったため、今回も削り出しで表現することにした。
 また(2)については、サッシの全体を銀色に塗るのではなく、中盞と下枠のみ銀色に塗ればそれなりに実感的であることが、G-pit@のLM328iさんの記事
http://www.geocities.jp/lm328i/gm73.htm
から判った。
 確かに、アルミサッシに注目して実車の写真を見てみると、中盞と下枠以外の枠は幅が狭く、また車体に隠れている部分も多くてあまり目立たないため、中盞と下枠のみ銀色に塗れば、その他の枠は車体色のままでもアルミサッシを楽に表現できそうである。
 (3)については、戦後の鉄道模型の草創期に編み出されながら、これまであまり使われたことがなかった幻の技法「真っ向幹竹割り(まっこうからたけわり)」を採用することにした。
 この技法は、ナローゲージの製品が全くと言っていいほど手に入らなかった時代に、スタンダードゲージの小型車両の車体幅を詰めて手軽にナローゲージ化するために編み出された。
 しかし、車体をペーパー等で自作するほうが楽で、しかもその方がナローゲージらしい車両を自由に作れること、転用できそうなスタンダードゲージの小型車両がそんなになかったこと、ナローゲージ自体がメジャーでなくあまり需要がなかったこと、等からほとんど普及せずに今日に至っている。
 どういう技法かというと、車体の幅方向の中央部を全長に亘ってカットして、残った左右の部分を貼り合わせるというものである。
 今回のクハ79の場合、実測してみると、車体幅を約0.5mm詰めればよいことが判った。丁度Exactoのレザーソーの切り代分である。つまり車体をレザーソーで真っ二つに切ったあと貼り合わせると、幅を約0.5mm詰めることができる。
 そこで、車体中心にカットの目安となる線を引いた(かなりいい加減な線だが…)。
79923b.jpg
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