オハ35

　Tomixの新製品「オハ35戦前型」(品番8543)を入手した。

　写真中が今回の新製品、写真上は前回紹介したTomixの旧製品のオハ35、写真下は、これも前回紹介したKATOのオハフ33一般形である。
　Tomixの新旧製品の間には30年以上の隔たりがある。さすがに新製品の方は、車体のリベットの表現などに今風の精密感が感じられる。KATOと比べても遜色ない出来上がりである(KATOのスハ43系と同様に、窓枠が窓ガラスと一体にモールドされていて車体と艶が合わない点はいただけないが…)。
　しかしこうして実際に比べてみると、全体のプロポーションなどはTomixの旧製品も結構いい線を出していたことが判る。
　旧製品の最大の欠点は、上の写真で判るように床下機器の向きが実車と逆になっている点。床板と車体は、逆方向には嵌められない構造になっているので、これは明らかにエラーである。エラーのまま30数年間造り続けられていたことになる。