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尼港線(その18) [電車区]

 クモハ60
 第2編成のクモハとしては、前々回に報告していたクモハ73の建造を中止し、40系のうち半流クモハ60の建造を開始した。
 クモハ73用に予定していたGM製動力ユニットの走りがいまいちであったこと、それに比べて鉄コレ用動力ユニットの走りがたいへんよかったこと、鉄コレ用動力ユニットにDT12がパーツとして付属していたこと、新古で手に入れた鉄コレの山陽700型の床下機器が40系用であったこと等、原因はたくさんあるが、ジャンクボックスから40系半流車の未組立の車体が出てきたことが大きい。
 この車体は、もともと東海道線の京阪神緩行線用として造り始めたもので、GMの旧国製品で殆ど唯一車体長と幅がスケール通りである半流クモハ51の前面、連結面、および屋根板と、同じGM製平妻クモハ41の側板の長さを切り詰めたもの(クモハ41、クハ55等のGM製の平妻車は車体長と幅が悉くオーバースケールである)とを組み合わせている。
 この車体を組み立てて、鉄コレ用動力ユニット、および山陽の床下機器と組み合わせてクモハ60のうち偶数車(山陽の床下機器が偶数車の配列であったため)を建造することにした次第。
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 組み立てた車体と動力ユニット。車体と動力ユニットをどのように固定するかが今後の課題。

尼港線(その17) [電車区]

 クハ79-第5回
 クハ79の車体および屋根を塗装した。実は、いずれも2度目の塗装である。1度目の塗装で下地作業のあらが目立ったため、それを修正の上再塗装をした。
 またベンチレータは、GMキットに付属のものが大振りでTomix車と編成した際に大きさの違いが目立ったため、Tomixのパーツを入手しBona fide製の台座(No. P-118)と組み合わせて(Tomixのベンチレータには台座がモールドされていないため)、屋根上に取り付けた。
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 連結面側の幌は、GM製のパーツ(国電・私鉄用No. 61-2)を薄く削って貼り付けた。
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 このあと、塗装に次ぐ難工事であるHゴムの塗り分けをしなければならない。どうやって細かなHゴムを塗り分けるか、現在思案中である。

尼港線(その16) [電車区]

 クモハ73
 Tomixモハ72(T)と編成を組む増備車としてクハ79、サハ78とT車が続いたため、3両目は必然的に動力ユニット付きのクモハにしなければならない。
 片町線所属の4扉クモハとしては、関西急電43系2扉車改造のクモハ31(片運)、32(両運)と、73系ではクモハ73があるが、クモハ31、32はプラ製のキットが出ておらず製造に手間がかかるため、ここは手軽さを重視して、おなじみGM製のキットを用いて最小限の加工(更新修繕I)で製造できるクモハ73を選んだ。
 クモハ73等の20m級旧国に使用する動力ユニットとしては、GM製のものと、トミーテック製の鉄道コレクション用のもの(TM-09)の2種類がある。しかしこのいずれも車体マウント式のTNカプラには対応していない。旧国の台車のホイルベースが1/150スケールに換算して約16mmと大きく、車端との間にTNカプラを組み込む十分な空間が確保できないためである。
 GM製動力ユニットの台枠にはTNカプラ取り付け用の突起が形成してあるが、これはホイルベースが短い新性能電車用のユニットと台枠のパーツを共用しているためである。この突起を利用してTNカプラを取り付けようとしても台車と支障してしまう。
 仕方がないので、運転台側は他車との連結をあきらめてGMキットに付属のダミーカプラを取り付けることにした。また連結面側はカプラ胴受やジャンパ栓等のディテールをあきらめて、動力ユニット付属の台車マウント式のアーノルトカプラを、Tomix製のSカプラ対応TNカプラに交換した。

尼港線(その15) [電車区]

 サハ78
 追加2両目はGM製のサハ78を選んだ。クハ79と同様の車体縮小工事(更新修繕I工事)をした上で車体を組み立てた。クハ79の時は闇雲に車体を削っており、削りすぎて後でパテ盛りして修正した箇所もあったが、2両目ともなると削るコツをつかんだようで、削りに要した時間は大幅に短縮できた。また車体縮小工事とともに、連結面に一体にモールドされていた幌も薄く削り、GM製の旧国用幌を別付けすることにした(クハ79も同様)。
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尼港線(その14) [電車区]

 クハ79-第4回
 前面および連結面の上縁に、0.2tのプラ板で作った屋根布押さえを取り付けた。また前面のジャンパ栓受は銀河モデル製のパーツに交換した。さすがによくできたパーツであるが、小さすぎて取り付けには苦労した。
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 車体を中性洗剤で洗ったあと本組みして、再びTomix車と連結してみた。
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尼港線(その13) [電車区]

 クハ79続き
 床板は、キットに付属のものではTNカプラ取り付けの準備がされていなかったため、同じGMの80系中間車の床板を流用した上で幅を切り詰めた。
 側板裏面のリブは削り取り、上記床板と組み合わせた際に、Tomix73系と連結して高さがほぼ一致する位置に薄板を貼り付けて新しいリブとした。
 車体を仮組みし、車体前面のおでこに合わせて浅く削った屋根板を載せてTomixのモハ72と並べてみた。屋根板はもう少し削る必要があるようである。
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尼港線(その12) [電車区]

 クハ79続き
 前面は、運転台の窓が3つともHゴム支持に改造されたタイプを再現するため、t0.3のプラ板を貼って原形の窓を一旦塞いだ後、新たにあけ直した。関東式のサボ枠は削り取った。
 また、再現しようとしている100番代のクハは、なぜか偶数車の前面向かって左側(奇数車と反対側)にジャンパ栓受が装備されており、それをφ1.0のプラ丸材とt0.3のプラ板で再現してみたが、少し大きすぎたようである。
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尼港線(その11) [電車区]

 旧型国電の資料で忘れてならないのがこの2冊。(2)は以前にも紹介したが再掲。
(1) 「ガイドブック最盛期の国鉄車両1-戦前型旧性能電車」浅原信彦著、NEKO MOOK 717


(2) 「ガイドブック最盛期の国鉄車両2-戦後型旧性能電車」浅原信彦著、NEKO MOOK 848

尼港線(その10) [電車区]

 尼港線本線の電車は、基本的に4連で運行される。そのため片町線セットの余った1両に、さらに3両プラスしてもう1本編成することにした。といってもTomixの片町線セットをもう1セット買い足す訳にも行かないので、昔からあるグリーンマックスの73系キットを組むことにした。
 しかしこの古いGM製旧型国電シリーズのキットは、よく知られているように総じてオーバースケール気味のところがあり、そのまま組むとTomix車よりかなり大きくなってしまう。特に幅と高さが問題である。
 そこでGMのキットの側板および妻板を実測したところ、側板は、車体の長さ方向の窓割り寸法はほぼスケールどおりであり、窓や横桟の高さもほぼスケールどおりであるものの、雨樋が太すぎる上、車体の裾が下すぎること、妻板は、窓の高さはほぼスケールどおりであるものの、切妻のおでこが広すぎることが判った。また妻板は、左右の縦樋間の幅はほぼスケールどおりであるものの、縦樋より外側の部分の幅が広すぎることも判ったので、これら余分な部分の寸法を切り詰めて車体サイズをTomix車に近づけることにした。
 まずはクハ79のうち、Tomixのサハ78同様にモハ63無電装車改修の100番代を、GMのクハ79キットを使って作ることにし、側板については、ウインドシルの下縁から車体裾までの寸法が6.5mmになるように車体裾を切り上げるとともに、雨樋を半分の太さに切り詰めた(写真左は加工前、右は加工後)。
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 また妻板については、Tomix73系を見本にしながらおでこを削りなおして全体を低くした。また左右の縦樋から外側の部分を削り取って幅を小さくした。
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 なお連結面側の妻板は、戸袋窓側も原型の三段窓であるGM製サハ78のものを流用した。

尼港線(その9) [電車区]

 片町線セット各車の現状をご紹介する。
 モハ72(T)。ベンチレータは旧型、避雷器は新型。車番は72150の予定。
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 モハ72(M)。ベンチレータは旧型、避雷器は新型。車番は72151の予定。
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 クモハ73。ベンチレータは旧型、避雷器は新型。車番は73083の予定。
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 サハ78。ベンチレータは旧型。車番は78310の予定。ただし実際の78310は、台車が、ころ軸受ののDT13ではなく平軸受のDT12であった。
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