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ぬけまいる [いまさら読書]


近鉄の前身である参宮急行電鉄が伊勢に達するはるか以前の江戸時代から、既に伊勢参りは、行楽の一つとして広く普及していました。
一般庶民の場合は、たとえば近所の住人同士や仕事仲間などで伊勢講という親睦団体を結成し、月々お金を出し合って、ある程度貯まると抽選で、あるいは全員で参宮するのが普通でした。
しかし「抜け参り」といって、父母や主人の許可を得ずに着の身着のままで、柄杓1本を持って家を抜け出て、各地で喜捨を受けながらお参りすることも広まっていたようです。
このお話は、江戸は日本橋馬喰町で猪鹿蝶と呼ばれたかつての三人娘が、それぞれの家庭の事情を抱えながら、抜け参りで伊勢へ向かう道中を面白おかしく描いた小説です。
近頃、NHKでドラマ化もされています。

nice!(9)  コメント(5) 

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コメント 5

hanamura

休館中の図書館が復活したら借りたい!読みたい!
犬の金毘羅参り「こんぴら狗」の話が好きです。
by hanamura (2019-02-22 11:34) 

hideta-o

はじドラさま
ありささま
hanamuraさま
鉄腕原子さま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2019-02-22 22:17) 

hideta-o

kiyokiyoさま
cedarさま
@ミックさま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2019-02-22 22:19) 

hideta-o

hanamuraさま
抜け参りには子どもも参加していたようで、そんな子供の一人旅や、あるいは金毘羅参りの犬にまで手を差し伸べる人たちがいた江戸時代っていうのは、公的な社会制度がないにも拘らず案外、住みよかったのかもしれませんね。

by hideta-o (2019-02-23 15:06) 

hideta-o

ワンモアさま
ネオ・アッキーさま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2019-03-03 10:51) 

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