SSブログ

東への鉄路 [いまさら読書]

次に読んだのがこちら。
kin01.JPG
長年、関西の私鉄ファンを標榜していながら、実はこの本、初見であります。
講談社での刊行が1974(昭和49)年、学陽書房からの再刊が2001(平成13)年ですが、どちらも逃していました。
でも歴史的な背景がすんなり理解できましたので、関西の私鉄の流れをいろいろと見てきたいまこの時期にこの本を読んでよかったと思っています。
お話は、大阪電気軌道(大軌)開業前に、初代社長の広岡恵三が、義母である広岡浅子(あさが来たの主人公)の指示で辞め、次いで実質的に大軌を指導していた、小林一三の親分でもある岩下清周が北浜銀行の破綻によって退いたあと、一人残された金森又一郎の奮闘から始まります。
そして井内彦四郎の苦闘による大軌、参急の伊勢、名古屋への進出、敗軍の将である伊勢電気鉄道の熊沢一衛の悲哀、佐伯勇の英断による近鉄名古屋線の改軌、さらに難波延長まで、近鉄の歴史がわかりやすく記述されています。


nice!(5)  コメント(4) 

nice! 5

コメント 4

hanamura

「あさが来た」夕方に、再放送していますね!
「わろてんか」の小林一三も、面白かったです。
by hanamura (2019-02-02 10:46) 

hideta-o

鉄腕原子さま
@ミックさま
ハマコウさま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2019-02-02 11:21) 

hideta-o

hanamuraさま
小林一三の自伝に、小林が三井銀行の本店で秘書をしていたときに、広岡浅子が銀行の経営について、時の三井銀行理事であった中上川彦次郎に聞きに来た(浅子は三井家の出身)のを見た、というエピソードが書かれていました。皆つながりがあるんですね。
by hideta-o (2019-02-02 17:51) 

hideta-o

ワンモアさま
nice!ありがとうございます。
by hideta-o (2019-02-03 22:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

花咲舞近鉄900系(その2) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。