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資料室(その11) [On30]

"MANHATTAN'S LOST STREETCARS (IMAGES OF RAIL)" by Stephen L. Meyers, Alcadia Publishing
 ニューヨークはマンハッタン島における、鉄道馬車に始まるStreetcarの歴史を紹介した本である。日本では、東京で鉄道馬車が導入された他は、最初から架線集電式の電車が導入されたためあまり知られていないが、この本を見ていると、電車に落ち着くまでに様々な動力方式が試されていたことが判る。またマンハッタン区内では、架線集電式ではなく、日本にはなかったConduit(暗渠集電)式の電車が走っていたこともが判る(これは、マンハッタン区内では、条例により空中に電線を貼るのが禁止されていたことによる)。また驚くのは、暗渠集電式の区間と架線集電式の区間とを直通する電車の暗渠集電用の集電靴を、戦前とは言え、マンハッタンの街路上で穴に潜って付け外しをする作業員がいたこと、写真に写っている作業員のおじさんがケーリー・グラントばりの男前であることである。


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