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GMCバス [バス]

米国と日本国内から、HO (1/87)とN (1/160)のGMCバスが立て続けに来着。
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まずはHOから。
Classic Metal Works製のGMC TDH-3610「ボストンMTA」バージョン。
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ゼネラルモータースのトラックおよびバス部門 (General Motors Truck and Coach Division)が製造した、いわゆる”Old Look”バスで、原型は、同部門の前身でバス製造の老舗だったイエローコーチ (Yellow Coach Mfg. Co.)が1939年に開発し、1940年から発売したTシリーズ。
ご覧のように、丸っこいモノコックボディやスタンディウインドゥ(バス窓)は、戦後日本のバスのモデルにもなっています。
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ちなみに”Old Look”とは、1950年代後半に開発された”New Look”バスと対比するために後付けされた”retronym”で、たとえて言うなら「新型国電」に対する「旧型国電」のようなもの。
形式のTは路線バス”Transit”を表し、TDHとは路線バスで、ディーゼルエンジン”Diesel engine”、および液体変速機”Hydraulic transmission”付きを表しています。
この他のバリエーションとして、エンジンではガソリンエンジン”Gasoline engine”付き(記号G)、変速機ではマニュアル変速機”Manual transmission”付き(記号M)や、変わったところでは、イエローコーチ時代に電気駆動式”Electric propulsion”(記号E)、つまり電気式気動車みたいなバスも製造されていたようです。
また36は座席数36 (車体長30 feet)、そして10は、車体長30 feet車の10番目のバージョンを示しており、TDH-3610は1946年から1948年にかけて製造されています。
https://en.wikipedia.org/wiki/GM_%22old-look%22_transit_bus
モデルは、1947年のMTA発足当時の塗装を再現しており、車体の下半分がオレンジ色で、車体中央に赤帯が入っている点はBERy時代と同様ですが、車体の上半分が白からクリーム色に変更されており、そして車体側面に、Bostonの地図が入った円形のMTAのエンブレムが描かれています。
こちらはパッケージの裏。図にあるように、バックミラーとワイパーが別付けで付属しています。
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さすが権利の国アメリカの現役の企業ですね。GMさん、模型からもしっかりライセンス料を徴収されてるようです。

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hideta-o

nice!をいただいた皆様、ありがとうございます。
by hideta-o (2021-03-21 13:57) 

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