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バスの塗装 [バス]

モノコックバスの全盛期、大阪市バスのゼブラカラー
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に代表される、細いストライプを多用した塗装が、バスのトレンドの一つでした。その源流は米国のバスにあるようで、実際に、米国のデザイナーに塗装のデザインを依頼した、京阪バス
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のような会社まで現れます。
ちなみに京阪バスと、北海道中央バス、道南バスのかつての塗装はきわめて似通っていましたが、これは同じデザイナーの仕事と考えられています。
各社が別々に依頼して同じ塗装を示されたのだとすると問題がありすぎますので、3社が共同して依頼したのではないかと推測しますが、それでも同じ北海道の北海道中央バス、道南バスは、なぜ似たような塗装を受け入れたのでしょうか。経緯を知りたいところではあります。
また、中小のバス会社は塗装の選定に苦労したようで、たとえば同じ北海道の十勝バスは、かつて日野ブルーリボンのカタログに掲載された塗装を少しだけアレンジして、そのまま自社の標準塗装としていた時代があったようです。
塗装が似ているもう一つの例として、鳥取県の日本交通バスと、岩手県の岩手県北バス
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が挙げられます。
日本交通バスは大阪までの長距離バスを運行しているため、写真の岩手県北バスの日野RV車をアレンジして、日本交通バスにできないか検討したことがあります。
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車体裾の赤帯をすこしだけ細くして裾部はクリーム色を露出させ、窓下に「日交」マークと「Nihon Kotsu」のロゴを入れれば何とかなるか・・・、と考えたのですが、そもそも日本交通バスはふそうのヘビーユーザーで、日野の観光車はなかったことが判明したため、断念した経緯があります。


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青い森のヨッチン

海外のデザイナーにバスのデザインを発注した時代もあったのですね
私が生まれ育った川崎市の臨海部を網羅する臨港バスは”銀バス”と呼ばれてました(銀一色でなくブルーの塗り分け).
とても渋くてダークな感じのバスでしたね



by 青い森のヨッチン (2020-07-04 18:20) 

hideta-o

青い森のヨッチンさま
川崎鶴見臨港バスの古い写真みました。なるほど、銀の車体に青い帯で渋いですね。バスの車体を銀色に塗ることは古くから行われていたようで、戦前は大阪市バスが銀色に塗られて、銀バスと呼ばれていました。
by hideta-o (2020-07-05 08:42) 

hideta-o

nice!をいただいた皆様、ありがとうございます。
by hideta-o (2020-07-06 19:46) 

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